それぞれの生活

この状況に関しては、何を考えても同じところをぐるぐる回ってしまい、よくわからない世界のまま一年が過ぎました*1

以前、知り合いが「ミャンマーのような発展途上国に住みたくない」ということをぽろっとこぼしました。ご家族が東南アジアのどこかに赴任する可能性が高かったので、同伴しなければならないその人にとっては切実な問題だったのです。でも私は、とても複雑な気持ちになりました。私がミャンマーで感じたのは*2、問題はあるにせよそこには日常があり、穏やかに暮らしている人々がいる、ということでした。

今、またそのことを思います。下越のしかも感染状況がそう悪くない地域に住んでいると*3、首都圏や都市部は行っただけで感染するような場所として扱われます。職場は、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置に該当する地域に行った場合、二週間の自主隔離あるいはPCR検査を求めています。
でも、そこに住んでいる人にはそれなりの生活があるのです。例えば、東京や大阪の職場で、公共交通機関を使ったら二週間は出勤停止です、という発想があるでしょうか。対策に力を入れているところでもおそらくないのではないかと思います。

この違和感を言語化できないのですが、まあ、ここまで書いてみました。

*1:夫は、先の戦争を追体験しているようだとまで言っていました

*2:2015年2月から4月まで滞在

*3:とはいえ感染報告が増えてきました