ミステリー文学資料館

光文社ビル内のミステリー文学資料館、建て替えに伴って今月で閉館だそうです。というわけで、行ってみました。
ちょうど、綾辻行人の世界展をやっています。

館内には若い人も多くて少しびっくりしました。まあでも、私も子どものころからミステリー系好きだったし、いろいろと本を漁っていたし、それを思うと昔の私のような感じですかね。
綾辻展にはいろいろなゆかりの品物や写真が展示されていて、万年筆で書かれた原稿用紙もありました。まだこういった手書きの時代だったなあと懐かしさを覚えます。
日本ミステリー文学大賞の歴代受賞者の重鎮ぶりを見ると、ここに綾辻氏が並ぶのは不思議な気分です。デビュー当時を覚えているから、まだまだお若いようなイメージが強いのかなあと思いました。

資料コーナーの本棚にはテーマごとに様々な書籍、雑誌が並んでいました。
それを眺めていると、なんというか、自分が買ったものや買わなかったものの価値が非常にわかりました。手を出さなかったあの本、実は貴重だったんだな、だってここにないじゃん…とか。あと、実家にある本は永久保存します。雑誌も。捨てません!
それから、以前好きだった場所に戻るのはいいことだと思いました。昔読んでいたり集めていたりした本に囲まれて、懐かしさだけでなく、楽しかったことや熱中した気持ちが蘇ってきたような気がします。幸せとも何とも言えない、落ち着いた暖かい気分になりました。
最近出た本や雑誌をいくつかメモして帰りました。10年ほど前からフィクションが苦手になってしまいましたが、夏休みに読んで楽しみたいと思います。