思い出深い味

妹夫婦がヨーロッパ旅行に出立する前に「何かほしいものある?」と聞かれて、リモラーデ!と答えてしまいました*1。思い出した私、えらい。
リモラーデ*2はマヨネーズベースの調味料で、妹が欧州暮らしをしていたときにいくつかお土産でもらいました。特にドイツのものが好みだったんですよね。wikipedia 英語版に「タルタルソースに似ている」とある通り、中身がしっかり味付いている感じで良かったんです。デンマークのはもうちょい薄味だった。
今回はドイツに行くというし、お土産に頼んでしまいました。彼女自身も向こうにいたときは重宝していた調味料だそうで、それいいねと言ってくれました。 


ありがとう妹よ…。2つも買ってきてくれるとは。
というわけで、また味わいたいものはあり、それはそんなにたいそうなものではなく、日常的なものだったりします。リモラーデのように、日本にもありそうだけどないよね~と思うものを書いていきます*3

 

惜しい輸入編


色の濃いビール!ブラウン系や黒の。デンマークカールスバーグは日本にもあるけど、カールススペシャルは無い。青島ビールはあるけど、青島黒ビールはなかなか見ない。
ワインも、ハンガリーのものは日本では手に入りにくいですね。貴腐ワイン以外の、普通の白ワイン赤ワインも美味しいのよ。
ハーブソルトもいろいろあるけど、イタリアのサラモイア(salamoia)を売っているお店はないですね~。

 

似たようなものだけど編


最近はインド系ビリヤニにお目にかかることも増えましたが、この料理は、ミャンマー系ダンバオのほうが好きです。ミャンマーで食べたダンバオ。


実の里(早稲田)というカチン系のお店で食べた牛肉ダンバオ。これはかなり美味しかった…。もうお店はなくなってしまったようですが、また食べたい。

それから、クレープ系のお食事ではガレットのお店はあるけど、タピオカクレープを出すお店はほとんどない。食感もちもちだし、日本で受け入れられそうだと思うんですけどね。

同じカテゴリのはずなのに編


日本の果物は甘い。しぼりたてのパイナップルジュースを飲んで、さっぱり感よりは蜜の甘さを感じてちょっとびっくりしました。こういうことか。
中国では青りんごっぽい味にはまり、ナツメが大好きでした。それから、メロンのなかでもあっさり系のハミウリ。これには素敵な解決方法があり、ナツメは実家の庭に植えてもらいました。たまに実家から実が送られてきます*4


そして意外と…普通の長粒米が手に入らない。日本に入ってくる長粒米はタイのジャスミンライスが多く、すんごく香りがいいのです。そんなに香ばしくなくていいのようー。タイ料理じゃなくてブラジル料理フェイジョアーダとかソーセージとか)と合わせるのは申し訳ない気持ちになります。
一方、嬉しいことに最近、成城石井ウクライナ産のそばの実を扱うようになりました。そばの実も、日本のだとなんか違うんですよう。生クリームを使うようなこってりした料理の付け合せには、スラブ系の茶色くて味のないそばの実がよく合います。

とまあ、あれこれ回想しましたが、海外在住時に現地の野菜を出汁や醤油で味付けしていた人に言われたくないですよね!おほほ。ごめんなさい。
以上、食べ物に対する執着心を書いてみました。

*1:ほんとうはスイスのルクセンブルゲリ(マカロン)が食べたいのですが、持ち帰りは無理ですね…。妹から、お店を見つけて1個買って食べた、と聞いて、もっと食べておけよ!とつい思ってしまった

*2:remoulade と綴ります。wikipediaには「レムラード・ソース」とある

*3:remoulade の場合、キューピーのタルタルソースに卵やピクルスを増量させると似たような味になると思う

*4:母曰く「ナツメの葉ってあっち向いたりこっち向いたりしていて、お姉ちゃんみたいねえ」。はい?