心に響く論調

ふと思ったことを書きます。
何かの問題に関するとき、私が揺さぶられるのは、怒りのこもった論調のようです。
TBSラジオでレテプ・アフメット氏の話を聞きましたが、ウイグル問題について、理路整然とわかりやすく、そして怒りを持って話しており、すっと私の中に入ってきました。
www.tbsradio.jp

過去にも似たようなことがありました。
www.otsukishoten.co.jp
蟻の兵隊』という映画*1が公開されたとき、日本軍山西省残留問題について知りたくなり、藤原彰氏の著作(遺稿集)を初めて手に取りました。該当部分の最後は責任主体に対する筆者の強い言葉で結ばれており、非常に感銘を受けました。有名な『餓死した英霊たち』にたどり着いたのは、そのあとです*2

怒りは、理性と共にあるものです。また、本人を動かすだけでなく、周りをも動かすのだなと思いました。

*1:個人的には、映画より、岩波ジュニア新書の『私は「蟻の兵隊」だった』のほうがお勧めです

*2:天皇の軍隊と日中戦争』にもこの内容の一端が記されています